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『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治 著
夏の夜空を見ていると、真っ先に思い浮かべるのが宮沢賢治のこの物語。
宮沢賢治はこの物語の他にも、双子の星やカラスの北斗七星、よだかの星など星が作品の名となっているものがあります。
宮沢賢治が宇宙に思いを馳せて書いたと思います。
物語の中程から、登場人物のジョバンニとカムパネルラが体験する、銀河ステーションから白鳥停車場を通りサウザンクロスまで銀河を駆け巡る列車での出来事が書かれています。
読んだ後、ぜひ夜空を見上げていただけたらと思います。
本の中で、白鳥座のアルビレオという星について表現している言葉を少し載せます。
「『あれが名高いアルビレオの観測所です。』 窓の外の、まるで花火でいっぱいのやうな、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が4棟ばかり立って、その1つの平屋根の上に、眼もさめるやうな、青宝玉と黄玉の大きな2つのすきとほった球が、輪になってしづかにくるくるとまはってゐました。」(「賢治草紙」パロル舎 抜粋)
実際の星を、望遠鏡で覗いてみたくなります。 |
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