川崎市八ヶ岳少年自然の家
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八ヶ岳だより
No.42 2013.3 PDFファイルダウンロード(約1.2MB)
冬の自然の家では
2月に入り寒さも厳しく雪も例年になくたくさん降ったので、自然の家周辺は一面銀世界となり地元富士見町の人も雪の置き場に苦労しています。
その雪にはシカ達も苦労しているようで、エサを求めて自然の家周辺にも姿を見せますが、残念ながら子供達がその姿を見ることはなかなか難しいようです。
寒くなると辛いことばかりではなくちょっと良いこともあります。
それはアストロハウスでの星座観察です。
寒くなると空が澄んでとてもよく星を見ることが出来るのですが、アストロハウスの屋根を開け始めると子供達は寒い寒いと大騒ぎです。そして真っ暗な空を見て星の多さにまた大騒ぎです。
厳しい寒さの中にも嬉しい・楽しいが隠れていることを子供達にも感じて・見つけて欲しいと願います。(向川原)
ちょっとお薦めの一冊
『いのちをいただく』  内田美智子 著
数年前に、この本の作者の内田美智子さんの講演をきく機会がありました。
大学生に対しての講演会だったのですが、食について生について考えさせられるものでした。作者の内田さんは、助産師としてお産に携わり多くの赤ちゃんを取り上げてきました。
この本は、内田さんが講演活動している中で出会った食肉センターの方の体験談を基につくられた絵本です。この本を監修した九州大学の佐藤先生が本の中で次のように述べています。
「食べ物が満ちあふれている時代に、食べ物のありがたみを伝えることは難しい。食べ物を粗末にしてはならないと、教えることは難しい。・・・
そんな時代にどのようにして食べ物のありがたみを伝えるのか。『命』でしかないのだと思う。」
(「いのちをいただく」西日本新聞社 抜粋)
大人に限らず子どもにも読んでもらいたい本です。そして、機会あればどこかで内田美智子さんの講演もきいていただければと思います。
主催事業「八ヶ岳自然紀行」について
今年度に引き続き、平成25年度も主催事業「八ヶ岳自然紀行」を行います。
この事業は、四季折々の八ヶ岳の自然、地域、文化への理解を深めると共に、参加者相互の交流を深めて頂く事業です。
日程等詳細につきましては、決まり次第ホームページ等でお知らせいたします。
郷土の方言について
私が子どものときに比べて今は方言を使ったり、実際に聞いたりする機会が減ってきている気がします。
標準語を使う人が増えているからということもあるけれど、私が方言を使っていると田舎のおばあちゃんみたいなどと両親に言われてしまいます。
方言でしゃべっている人がいるととても嬉しいのだけどな〜!
地方によっては方言ではないけれど、習慣もだいぶ現代風に変わってきています。
例えば「いただきます」「いただきました」という言葉。
家族や保育園の先生から、食べるときの感謝の気持ちを表す言葉として教わりました。
でも「いただきました」は、今は「ごちそうさまでした」に代わって、ほとんど使う人がいません。(もしかしたら長野独特の表現かな?)たぶん使っている人は私ぐらいなのかもしれません。
『いただきました普及委員会』なるものを自分の心に作って、一人地道に活動しています。
昔ながらの言葉は、時としてきつい言葉として伝わるかもしれないけれども、郷土の方言をすたれることなく伝えていきたいと活動・奮闘中です。
みなさんもぜひ使ってみてくださいね。(小林)
あとがき
早いものでもう3月。来月からは新しい年度です。
今年度は、自然の家の職員をより身近に感じてもらえればと、写真とインタビュー、その他様々な職員からのお話を掲載しました。
これからも職員からのお話、四季折々の自然のことなど掲載していきたいと思っています。(D)
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最終更新日:2018年03月10日
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