川崎市八ヶ岳少年自然の家
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八ヶ岳だより
No.40 2012.11 PDFファイルダウンロード(約1.8MB)
所長のひとり言 37
八ヶ岳の頭がついに白くなり、自然の家の木々も赤や黄色に紅葉が進んでいます。
自然教室で訪れる子ども達も八ヶ岳の寒さにビックリしています。
到着してバスから降りた時は薄着をしていますが、入所式を終えてプログラムが始まると、さすがに厚手の上着を着込んで走り回っています。
自然の家も冬に追われるように、近隣スキー場との打ち合わせ、施設の冬支度など進めています。
先日、川崎にて中学校冬期自然教室の説明会に出席しました際、担当の校長先生が「ほとんど子ども達が初めてスキーを体験します。楽しく良い経験が出来、子ども達が成長できる様に協力をお願いしたい」と挨拶されました。
中学校冬期自然教室は1年生が来ます。
EVAで加持リョウジが「生きるってことは変わる事」と言っていますが、子ども達は親元を離れて自然の中で自分なりに自分を見直し反省し、奮い立たせて成長していきます。
校長先生の期待に応えられる様に子ども達が楽しく良い経験が出来、それにより成長するチャンスを掴めるように全力を尽くしていきたいと思います。
自然教室だけではなく団体・家族でも初めて冬の活動を体験する子ども達が思いっきり楽しめる準備をしてお待ちしております。
 (ただし、冬の八ヶ岳はとっても寒いので、暖かくして、おいでください!)


2012.11.1 少年自然の家所長 春山明裕
きのこの季節なのに
きのこの季節なのに
毎年この季節になると朝の挨拶は「どう?」「ぼちぼち」なんて、きのこの採れ具合が挨拶代わりになるくらい、八ヶ岳周辺はきのこ採りの盛んなところです。
今年は雨が少なく、いつまでも暑い日が続いたのできのこが不作でした。10月の後半になってやっと、いつものきのこの顔ぶれが出揃ってくれたのに、今度は放射能の心配です。
群馬県境の佐久地方で野生きのこから基準値を上回る放射性セシウムが検出され、その影響で栽培のきのこまで自主回収されたりしているそうです。
諏訪地方では、まだ基準を超えたきのこは検出されていないので、いつものように楽しんでいますが・・・
安心して野生のきのこを楽しむことが出来るようになるには何年かかるのでしょうか?
土が汚染される怖さを感じた秋でした。(K)
課題別学習担当3人娘?から 〜植物・動物・鳥などの観察のお手伝いをしています〜
自然の家では、自然教室で課題別学習を行うときに、職員がそれぞれ課題に分かれて子ども達に説明しています。今回は植物などの課題別学習の担当にインタビューしてみました。

課題別学習担当3人娘?
Q1: 所内の一番好きな場所は?
A1:
夏のヤマユリの小径。木漏れ日の中でいい香りに包まれて最高です。
せせらぎの森の小高い丘。見晴らしがいいです。
自由広場です。編笠山が見え、足元の土の上には鹿の足あと、子ども達の砂遊びのあと・・・。
Q2: 好きな季節はいつですか?
A2:
春です。冬が長い分、春一番の芽吹きを見つけると感動します。
夏です。たくさんの植物や鳥たちがパワー全開で生きている姿を見ると元気がでます。
冬です。静かな冬の朝、雪の上に残った動物の足あとを見るとワクワクして追跡したくなります。
Q3: 一番笑える出来事は?
A3:
アカゲラが巣を掘っているうちに、頭を突っ込んだままヤニで動けなくなったところを助けたこと。
ネットにからまって動けなくなった子鹿を助けているとき、子鹿が威嚇して「ブヒー!!」と鳴いたこと。
キツツキの古い巣穴を見に子ども達と行ったときに、誰かが穴に棒を突っ込んで、偶然中にいたコウモリが飛び出してきたこと。
Q4: 感動したエピソードは?
A4:
カタクリの種を観察していたら、沢山の蟻たちが種を運んでいるところに遭遇したとき。
堆肥をひっくり返したら、ねずみの巣穴に沢山のドングリが蓄えられていて、動物を利用したドングリの種まきを目の当たりにしたとき。
所内を歩いていて、たまたまセミの羽化に出会ったり、ヤナギランの種が見ている目の前でパチン!と開き飛んでいく瞬間をみられたとき。
所内で保護された赤ちゃんヤマネが大きく育って所内へ戻され自然に帰されたこと。
Q5: 是非ゆっくり見てもらいたいものは?
A5:
ゆっくり、のんびり自然の中に浸っていると、何か楽しいもの、不思議なものを発見したら、それが一番の宝物。
センターハウスのプレイルームにある野鳥観察コーナー!。窓にエサ台が取り付けてあり、マジックミラーになっているので、間近で見られます。
木々の間から見える青空、そして本当の暗闇から見上げる満天の星空。
Q6: うれしかった事は?
A6:
来てくれた子ども達が退所式のときの「3日間楽しかったですか?」と問いかけて、沢山の手が上がったとき。
一緒に歩いているとき、「これ何?」「こっちに来て!」と質問攻めにあうとき。
約1時間の自然観察の終りのあいさつのとき、「え〜!もう終り〜?ヤダー」と子ども達が駄々をこねてくれるとき。
インターネットでの申し込み
ホームページから、ネット上での利用申し込みが可能です。申し込んでいただいた場合、利用の可否を出来るだけ早く、申込者に伝えようと努力しております。調整に手間取った場合でも2日以内に返信しています。川崎市内の団体、グループ、家族は3ヶ月前から、川崎市外は2ヶ月前から申し込みができます。ホームページから、直接申し込みができるほか、空き室情報、料金等についても見ることができますので参考にしてください。もちろん、ファクスや郵便での申し込みも受け付けております。

申し込みページ
八ヶ岳ふれあいイベント
土曜日、日曜日、祝日にグループ、家族でご利用いただく方を対象に、午前1回、午後1回、次のようなプログラムを用意しております。参加費無料、材料費のみ。星空観察は参加費無料。参加申し込み等、詳しくはお問い合わせください。

ネイチャークラフト
小鳥の巣箱作り、バードコール作り、白樺クラフト、焼き板クラフトの中から1つを選びます。八ヶ岳での思い出に、自分で作ったものをお土産に持ち帰ることができます。
星空観察
19時〜20時30分まで、アストロハウスで満天の星空を見ながら折々の星座観察と、大型天体望遠鏡での天体観察をします。星雲や星団などを見ることができます。

八ヶ岳ふれあいイベントページ
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最終更新日:2018年03月10日
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